巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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爆死の人
◆SxyAboWqdc
[saga]
2018/12/08(土) 20:04:03.04 ID:bKKTIJrh0
おしおき装置内
巌窟王「……」ゴボゴボ
巌窟王(物凄く苦しい! 仮にも霊体だというに、ただ水の中にいるだけで凄まじい不快感だ!)
巌窟王(久しいな。これが酸欠の感覚か)
巌窟王(……さて。しかしどうしたものか。俺より先に沈んでいたナーサリーは俺の比ではないはずだ。一刻の猶予もない)
アンジー『秘密子から伝言ー!』
巌窟王「!」
巌窟王(念話か……)
アンジー『水を運ぶ機構がどこかにあるからそれをぶっ壊して、だってー!』
巌窟王(バカな。そんなことをしたところで水が消えるわけではないぞ。魔力の無駄だ)
アンジー『あ、いや違くて。水をもっと多くしてほしいんだってー!』
巌窟王(何?)
アンジー『多分そうすればおしおきのシークエンスを時間的に短縮できるんだってさー。水が一定まで溜まったらすぐ排水!』
アンジー『……って仕掛けになってるからさー!』
巌窟王「……」
巌窟王(その場合、水圧の急激な増減でナーサリーに負荷がかかるだろうが……やらないよりはマシか!)
裁判場
最原「そうか。水が一定以上に溜まったら排水する手順になっているのなら……!」
夢野「もっと入れてやればいいんじゃ。そして速やかに排水。楽勝じゃろ」
百田「お、おお……すげぇ! 夢野すげぇな! よく気づいたもんだ!」
東条「それなら直接的に排水機構を破壊すればいいんじゃないかしら」
夢野「お勧めはできんのう……檻の関係で」
獄原「檻がどうかしたの?」
夢野「アンジー。続けて伝言じゃ。ちゃんと伝えるんじゃぞ」
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