巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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245:爆死の人 ◆SxyAboWqdc[saga]
2018/12/09(日) 22:42:24.33 ID:oNAHjEG20
おしおき装置内

巌窟王「排水と檻の分解が同時に起こる?」

アンジー『だってー』

巌窟王「どういうことだ?」

アンジー『んっとねー! おしおきのシークエンスに、排水した後で檻を分解して終わりってのがあったでしょー?』

アンジー『その檻の仕掛けを見た秘密子が気付いたんだけどねー。その檻ってカラクリ細工なんだってさー』

アンジー『排水のときの水流で、隙間に入った水が檻の金具を弄るんだー』

巌窟王「なるほど。同時に排水によって檻を支えていた水の浮力が消え、結果檻は倒壊。中にいる者はそれに巻き込まれて命を落とす……」

アンジー『……あれ?』




裁判場

アンジー「言ってて気づいたけど、これ中の人、全然大丈夫じゃないよねー?」

夢野「そうじゃな。じゃがこの場合、ナーサリーがいるのが一番下の檻だというのが不幸中の幸いじゃ」

夢野「少なくとも墜落死をすることはない」

最原「……墜落死以外の危険性は?」

夢野「さっきモノクマが言ったような『檻のパーツが体に突き刺さって』ってヤツなら、あれじゃ」

夢野「賭けに出るしかないのう。モノクマのおしおきじゃからな。排水してから倒壊するまでの間には『もったいつけるようなモラトリアム』がある……」

夢野「と、思う」

最原「思う!?」ガビーンッ

夢野「倒壊する直前に檻の柵を一本取り外し、ナーサリーを救出し、外に出て安全圏に行けるはず!」

夢野「……じゃといいな」ガタガタ

最原「分の悪いギャンブルっていうか、夢野さんの願望だよね!?」

夢野「うっさいわアホウ! 流石に超高校級の魔法使いにも限度はあるんじゃあ!」

百田「でもよ! 今のところそれしか可能性はないだろ! 時間も明らかに足りてねえ!」

王馬「言うだけなら簡単だよね。実際に命を賭けるのは巌窟王ちゃんだけにさ」

アンジー「……」

巌窟王『かまわない。指示を出せ、マスター』

アンジー「!」

巌窟王『……それでいい』ニヤァ


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