巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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130:逆転の人 ◆SxyAboWqdc[saga]
2018/08/30(木) 20:55:41.44 ID:rKDgs7aM0
白銀「卒業アルバム」

最原「……なんだって?」

白銀「何か面白いことあるかなってアンジーさんの部屋から、巌窟王さんの書いた学級日誌とノーパソのデータを盗んだんだよね」

白銀「暇だったから手慰みに、それを元にして卒業アルバムを作ってた」

最原「……はあ?」

天海「ちょっと待って、それ俺も初耳なんすけど」

白銀「誰にも言う気がなかったんだよ。だって私、悪役のまま死ぬつもりだったし」

白銀「……あのデータは暇潰しに作ったものだよ。その内に消そう消そうとは思ってたんだけど……中々ね」

天海「……ちょっと待ってほしいんすけど……」

白銀「なに?」

天海「新世界プログラム内、セミラミスさんの空中庭園の中に『白銀さんの研究教室とまったく同じ内装の部屋』があったっす」

天海「それと巌窟王さんが書いたっていう学級日誌の破損データ」

天海「あそこで何をやってたのかずっと疑問だったんすけど、まさか……!」

白銀「……言わせる気?」

最原「――」

最原(ぶちり、と頭の中で何かが弾けた音がした)

最原(この人は何を言っている?)




茶柱「……ああ。なんだ。よかった!」ホッ

白銀「なにが?」

茶柱「だって、そんなもの作ってたってことは、やっぱり」

茶柱「白銀さんは転子たちの仲間だったってことじゃないですか!」ニコッ

最原「――」

茶柱「おかしいと思ったんですよ。だって! 死んだ方がマシだとか本気で言う人がいるだなんて」

茶柱「……白銀さん。あなたは転子たちと生きたかったんじゃないですか?」

白銀「……」

茶柱「卒業アルバムが良い証拠ですよ! それなら転子たちは白銀さんを――」ニコニコ

最原「ふざけないでよ」

茶柱「え?」

最原「なんでそんなものを作ったんだ。なんで……なんでなんでなんでなんで……!」ガタガタ

天海「最原くん……」



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