杉山「大野なんて死ねばいいのに」
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2: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/03(金) 12:38:34.49 ID:GdHGw1+H0
大野「驚かせたかったんだ、まさか同じクラスになれるとは思ってなかったんだけど」

杉山「めっちゃ驚いたわ!また大野と同じ学校に通えるなんて…」

大野「おいおい、いい年して泣くなよ」

杉山「泣っ、泣いてねーよ馬鹿」

大野「はは!」


ポンポンと肩を叩いてきた大野の手が大きくなってることに気が付く。
成長期の真っ只中だ。当たり前だろう。
でも俺は無意識にごくたまに届く近況報告の手紙の奥に、いつも小学生の姿のままの大野を見ていた。
突然こうして成長した姿で再開して嬉しい半面、今までは昨日のように思い返されていた思い出もどこか遠くに見えるようになってしまった。


「やば、超かっこいい…」

ふと背後に、そんな息をのむような女子のつぶやきを聞く。

「東京から来たんでしょ?あの制服どこのだろ」

「杉山君の知り合いなんだ」

目の前のこの硬派な男がまたしてもこうして女子の間で話題になってるところも昔と何も変わらなくて、なんだか笑えてきた。

杉山「早速話題になってるじゃねえか」

大野「転校生なんて誰だってそんなもんだろ?」


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