353:名無しNIPPER[saga sage]
2020/02/14(金) 15:50:18.20 ID:l1m2r1O+o
栞奈「父さん見てるから、体力もつけなきゃって思って……スポーツも程々に出来ると思う」
報瀬「うん、細くはない」
栞奈「勉強もスポーツも出来る。優等生タイプ……だけど、致命的な欠点が一つあってさ」
報瀬「……」
栞奈「つまらない奴なんだ私って」
報瀬「どうして?」
栞奈「いや、分かるでしょ。今までの言動見てたら」
報瀬「ううん、さっぱり」
栞奈「……はは。……まぁ、そう、周りに思われててさ。
居場所ないんだよね。学校ででもどこでも、家以外には」
報瀬「そう聞いたの? つまらないって」
栞奈「うん、言われた。飽きられた感じで」
報瀬「……」
栞奈「そういわれるの嫌だから、もっと面白いことをしようと思って……そしたらもうピエロさ」
報瀬「周りがつまらない人だらけなんじゃないの?」
栞奈「……っ」
報瀬「栞奈はつまらない人じゃない――」
栞奈「やめて……ッ」
報瀬「え……?」
栞奈「アイツと同じこと……言わないでよぉっ」
……
…
―― 4号車
一輝「アイツ、目標持って頑張ってるんです。つまらない人間なわけがない」
秋槻「……」
みこと「………」
一輝「俺は、アイツ……栞奈のこと人として尊敬してる部分もあって……。
勉強できるけど、バカなところも面白いな思ったりして」
秋槻「……」
一輝「だから、俺自身が認めてる人に……おちょくられて……? コケにされるのが嫌で」
みこと「?」
一輝「その……白石結月のこと……ごにょごにょ……でしょ……とか言われて」
みこと「聞こえないよ、結月さんが何?」
一輝「くっ……」
秋槻「なるほど……」
みこと「どうして結月さんが出てきたの?」
一輝「だから……! さっき……冷やかされて? 嫌な気分になって……」
みこと「結月さんが冷やかされて……?」
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