【鈍感Pさんと、臆病しゅーこちゃん】
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28:名無しNIPPER[saga]
2018/07/29(日) 22:24:57.89 ID:WeynZiL80
部屋はとても静か。クーラーの音がちょっとだけ聞こえて、後はあたしの呼吸とプロデューサーさんの呼吸だけ

静かすぎて、心臓の音が聞こえちゃうんじゃないかって思えてきた

沈まれあたしの心臓。いつまでも早い鼓動しちゃうと疲れちゃうから止めといたほうがいいと思うよ

と、そういえばつねったとこはもう痛くないのかな? なんて今更ながら思っちゃって

今のこの状況で気にすることじゃないと思うんだけど、やっぱりそれはそれってことで、まだ痛かったならやっぱり謝んなきゃって思った

ゆっくりと、音をたてないようにプロデューサーさんの方を向いて、少しづつ近づいていく

「あのさ、ちょっとこっち向いてくれる?」

体1つ分くらい開けた距離で、あたしは声をかける

「ど、どうした?」

「さっきはごめんね。ほっぺたもう痛くない?」


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