470: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/06/22(土) 17:06:36.42 ID:rEPY++zDO
それから少しして吹雪さんから連絡が入り、さみだれを送り届ける事になった
海を行くのに艦娘では戦闘の可能性があるという事で深海棲艦組で守りながら行くらしい
メンバーはレ級さん、見た目は駆逐水鬼の時雨さん、そして深海化している中身が重巡棲姫さんの漣さん
「…大丈夫でしょうか」
【そうね…】
言葉少なくやり取りをする私達。こちらの漣さんは今は奥の部屋に引っ込んで眠っている。ここに来てから漣さんは割と寝ている事が多い
今心配なのは重巡棲姫さんの方だった
何せ彼女達の関係を崩壊させた元凶が今向かっている先に居るのだ。何が起きても不思議ではない
しかし私は重巡棲姫さんをよく知らない。どんな性格でどんな思いを抱いているのか。だけど少なくとも彼女が漣さんを大切に思っている事だけは確かなのだろうと思う
そうして一行が整備士さんの隠れ家に辿り着き、親子の再会が果たされた
「何だか…ネチネチと責めてますねまた」
レ級さんや時雨さんが五月雨を責めている光景に私は思わずムッとする
「こういう悪い一体感みたいなの私、嫌いです。そもそも悪口言う権利があるのは当事者の私や他の被害者だけだと思います」
【まあ…貴女を失わせたという意味では被害者なのでしょうね…】
むう…そう言われては怒るに怒れない。私を想うが故にああして根に持っているのか…正直複雑だ
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