396: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/05/18(土) 06:11:10.76 ID:ksNFMuDDO
『まったく…いきなり何をしようとするの…朝ちゃんは』
ゴンッ!!!
ようやく追い付いてきたY子さんが私にゲンコツを…お…
「お…おおおおお…!」
漣「うわ…下手したら死にますよあれ…」
「も…もう死んでますけどね…おおおおおお…」
うずくまりながらも突っ込んでしまうのは私の性格がそうさせるのだろうか
『早霜自身が言ってたでしょ、殺し過ぎたって。そんな魂に下手に近付いたら一緒に引きずり込まれるよ、助けようにも重くなり過ぎて引っ張り上げるのだって難しいのに』
「でも私は…ごめんなさい!」
再び拳を振り上げて見せたY子さんに反射的に謝る私
『やれやれ…あれは正しく自業自得だから同情の余地は無いのにさ…殺したのも自身の快楽の為だし』
「それはそうですけど…」
漣「生まれつきそうなら…それは誰の責任なんでしょうね…」
『それは…まあ、ね…』
彼女を、早霜をそういう風に生み出した世界が悪いのだろうか、止められなかった人間が悪いのだろうか
『そういうのもやっぱり自分を救う自分なんだよ。あんな事してろくな死に方しないと土壇場まで気付けなかった…。それに気付かせてあげられる人間が居なかったのが早霜の不幸かな…』
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