316: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/04/16(火) 05:38:49.67 ID:t/ppvMKDO
「解りますか!?そんな自分と同じ過ちを繰り返そうとしている貴女を私がとんな気持ちで見ていたか!」
漣「だって…漣にはもう何も…」
「何も無い?私の前でそれを言いますか?」
漣「なら大切な人を失う気持ちがあんたに解るのか!」
「そうやって自分の事ばかりだから彼女が被曝している事にも、死を覚悟していた事にも気付けなかった!因果なんて大層なものは関係無い!単に貴女の気配りが足りなかっただけです!」
漣「お前…!」
言い過ぎたかもしれないと口に出してから気付くが後の祭。彼女は激昂し私に掴みかかろうとする
ズズン!
『二人共…少しうるさいよ』
Y子さんの圧力が私達を襲う。漣さんは顔面蒼白になり反射的に土下座していた。そして私は
「すみません…少しヒートアップしてしまいました。ごめんなさい漣さん、言い過ぎました…」
漣「…」
漣さんは何も言わずに奥の部屋に戻ろうとする。私はその背中に向かって言う
「貴女はまだ戻れる、そして貴女を待っている人達が居る。このままだとまた後を追って来る人が出るかもしれませんよ。貴女はそれを望みますか?」
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