317: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/04/16(火) 05:41:08.27 ID:t/ppvMKDO
漣「そんなの居る訳…」
「例えば黒潮さん、彼女は漣さんを半ばライバルのように見ています。それこそ死んでも決着を付けに来るかも」
漣「決着ならもう…」
「それに重巡棲姫さん、彼女は貴女が戻って来るかもしれないと希望を持ちその先の事を見据えて頑張っています。貴女が戻らないと知ればどうなるかは判りません」
漣「…」
「そして司令官もそれを知って希望を持てた事で落ち込む事が少なくなりました。結局無理なのだと知ればどれだけの負担になるか」
漣「…ご主人様には龍驤さんがいます。私が居なくとも」
「逆ですよ。司令官が龍驤さんを支える助けが必要なんです。それがかつては貴女だった」
漣「霞とか…」
「私から見れば霞も危ういですけどね。大抵薬に頼ろうとするし…」
漣「だって…もう私には生き甲斐が…」
「私の話聞いてましたか?生きていれば新しい生き甲斐くらいまた見付かります。それを信じるのが希望というものです」
漣「そんなもの…いらない…私にはあの子さえ居ればよかった!」
そう吐き捨てて彼女はまた部屋に閉じ籠もってしまう
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