297: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/04/12(金) 07:29:59.15 ID:OcSTB+ZDO
そうしてこれまでの私達と同じように鎮守府や世界の様子を見る漣さん
漣「犠牲者二千…虐殺…」
『老若男女問わずね。もちろん子供だって居た』
漣「貴女達はそれを黙って見ていただけだったんですか…」
責めるような視線を一瞬向けるもすぐに俯いて
漣「なるほど…少しだけ深海提督達の思考が解りました。龍驤さんはもちろんの事、何もしなかった人間そのものも同じくらい憎んでいる…」
「だからこそ龍驤さんを苦しめる為の道具くらいにしか思っていない、そういう事なんでしょうね」
ひたすらに考える漣さん。多分違う事を考えて一番思い出したく無い事柄を遠ざけているのだろう。私はそれに付き合い一緒に考察してみる
だけど同じ鎮守府での話なら自然とそこに行き着いてしまう。彼女はまた苦しそうな顔を浮かべる
漣「あいつらが…あいつらのせいであの子が…」
これは…まずいのかも知れないと私は話を反らす
「そういえばあの、重巡棲姫さんでしたっけ?あの人もすごい頑張っていましたよ!」
それを聞いた彼女は少し嫌そうな顔をする
漣「私にはあいつが解らない…いつも嫌な事ばっかり言って私を責める…きっと私の事が嫌いなんだ…」
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