298: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/04/12(金) 07:31:10.53 ID:OcSTB+ZDO
『本当にそう思う?』
Y子さんが口を挟んできた。それに漣さんはまだ若干怯えつつも
漣「だってそうじゃないですか…結局あの子が…」
そこで言葉に詰まる漣さん。思い出してしまったのか目に涙を浮かべ
漣「あの子が死んだのは結局漣のせいだってあいつが言ったんだ!わ…私が…」
『…それは違うよ漣』
漣「何が違うんですか!」
『その子が死んだのは漣とは関係が無い。あの子自身のせいだよ。きっかけを遡れば不知火か更に言えば大本営の異動命令、もっと言えばそんな鎮守府を作った提督。さあどれにする?』
漣「そんなの言い出したらキリが無いじゃないですか…」
『解ってるじゃん。こじつけようと思えばいくらでも、誰でも悪く出来てしまう。まさにキリが無いよね』
それ以上言い返せず黙り混む漣さん。そこに私も言う
「少なくともあの重巡棲姫さんはその自分の過ちに気付いて貴女に謝りたいと言っていました」
漣「…」
『それに嫌いだからっていうのも逆だよ』
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