295: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/04/12(金) 07:26:27.33 ID:OcSTB+ZDO
漣「どうして龍驤さんが…もしかしてまた調子が…」
「…これまでで一番最悪の状態に今なってしまっているんです」
漣「そんな…」
「それでも…それでも聞きたくないですか?」
漣「そ…れは…」
迷いを見せる漣さん。しかし何となく解った。このまま聞かない選択を彼女はきっとしないだろうと
漣「…もう漣には関係無いけど一応…。一応聞かせてください」
そうして漣さんが居ない間の出来事を私は可能な限り事細かに話して聞かせる
話が終わる頃には彼女の顔にはこれまでとは違うものが浮かんでいた。自責の念と、怒り。しかしそれもとても弱い、発奮には程遠いものだった
漣「私の…せいで…」
『それはさすがに驕りが過ぎるよ、龍驤が真実を知るのはきっと止められないし。その結果起こる事も変えられはしなかった。ただ…何かは出来ていたかもしれないけどね』
漣「何が出来ていたんでしょうね…恋人も守れなかった私に…」
自嘲するように言う漣さん。だけど少しだけ…これまでとは違うように見えたのは私の気のせいか
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