293: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/04/12(金) 07:22:12.43 ID:OcSTB+ZDO
漣「私に可能性なんてもうありません…全部終わったんです」
…今の彼女はネガティブの塊だ、かつての私がそうだったから解る。何を言っても届きはしないだろう。自分自身で気付くしか方法は無いのだ
「仮にそうだとしてもまずはここでゆっくり…」
ふと思い付き私は言い直す
『「ゆっくりしていってね!」』
何故か便乗してきたY子さんの声が重なった
漣「…」
しまった…今彼女はネガティブの塊だと思ったばかりなのに。富士さんの事行き当たりばったりとか言えないかも
漣「…どこでそんな知識を仕入れたのか知らないけど…ずいぶん気楽そうですね…」
すると漣さんはあのテレビを見て
漣「どういう仕組みかは知らないけどあれで私達を見ていたんですね…。苦しんでいる私やあの子を見て楽しかったですか?」
なるほど…そう来たか。しかし私は動じる事無く答える
「楽しんでいるように見えたなら謝ります。貴方達が幸せになっていてくれたなら素直に楽しんで見る事が出来ていたんですがね」
漣「そんなの漣のせいじゃない!」
「知っています、ずっと見ていたんですから」
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