276: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/04/08(月) 06:23:35.91 ID:YeTediuDO
「和平…調停…?」
その報せを受ける司令官達もそしてそれを覗き見る私達も胡散臭げな表情になっていた
「講和の話が出てから随分流れが早いですね…」
司令官達の話では大本営はもうガタガタで受け入れるしか無いという事らしい
だけどほとんどの深海棲艦は今まで通り活動していて深海提督が従えるのはほんの一部。こんな和平に意味があるとはどうしても思えなかった
「まさか大本営は深海提督が全ての深海棲艦を支配していると本気で信じているのでしょうか…」
『半信半疑、だけどすがるしかない。そんな所じゃないかなぁ。金塊の件で騙されていたと気付いただろうにねぇ』
そして世界各地に放映される和平調停。今にも死にそうな元帥が深海提督との調印式に現れる
【長くは無いと自分自身悟っているわね、最後の役目だとでも思っているのでしょうね】
『元はと言えば欲をかいた結果で自業自得なのにねぇ』
【死を前にして目が覚める。よくある話よ。少なくとも今の元帥の目は濁ってはいない。屑のままなら自分自身の延命に走るでしょう】
しかし調印式が終わった直後力尽きたのか元帥は倒れてしまった。会場は騒然として医療班が処置をしている。この後に予定されていた深海提督の会見はうやむやになってしまう
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