277: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/04/08(月) 06:25:31.33 ID:YeTediuDO
すると深海提督は一言二言傍らに立つ深海海月姫に何かを言うと立ち去ってしまった
「和平調停がこんなのでいいのでしょうか」
【何もかも急だったのだからアクシデントは仕方無いわね】
と、一人残った深海海月姫がテレビカメラの前に立つ。彼女が代わりに会見をするのだろうか。こんな騒然とした中で?
『ん?あいつ…何かする気みたいだね』
【何かって?】
『ふむ…まあ、私がする事じゃないか』
Y子さんは意味深な事を言うだけで何も答える気は無いようだった。仕方無いわね…と再び画面を見る私達
深海棲艦は何かを呟いている、会場の騒ぎでよく聞き取れない。彼女は両手を上げて合いの手のようなポーズを取る
≪これは…プレゼントよ≫
辛うじてそんな言葉が聞こえた
パン!
そして手を勢いよく打ち鳴らした
【…ぐ!?】
突然私の隣に居る富士さんが呻き声を上げ突っ伏してしまう
「富士さん!?」
『なるほどねぇ…そういう事、変な力の流れだったから何か仕掛けるとは思ったけど』
「何呑気に言ってるんですか!いきなり倒れたんですよ!」
慌てて富士さんに駆け寄る私。彼女は意識を失っていた
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