271: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/04/08(月) 06:15:45.46 ID:YeTediuDO
そうして少しばかり空気が軽くなったのを感じ私はまたテレビを観る
だかこちらとはまるで違い鎮守府の空気はかつて無い程重い
「何だかんだでムードメーカーでしたからね…しかも鎮守府の支柱を担う一人でしたし…」
というよりも彼女が居なかったら今のあの鎮守府は無かったのかもしれないのだ。つまりは私にとっても恩人という事なるのかもしれない
怒る人、体調を崩す人、そしてそんな中皆を元気付けようと鎮守府中を回る司令官…この中で一番つらいのは司令官の筈なのにあくまで優先するのは自分以外な司令官が心配になる
そして司令官は今は初期艦さんの身体であるらしい重巡棲姫と共に主不在の部屋の掃除を始めた
普段から自分の部屋にはあまり帰っていなかったらしく散らかり放題で掃除もろくにしていないようだ
考えてみれば彼女は大抵執務室に居て秘書艦の仕事をしているか龍驤さんのサポートや鎮守府中を駆け回っていたように思う
その上和平派深海棲艦集めでいつも忙しそうにしていたのも何度も見ている
潜水新棲姫と正式に付き合うようになってからは司令官も気を使ってか二人の時間を取らせたりはしていたようだけれど
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