照「わたしに妹はいない」久「……そう」
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92:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/03(金) 18:28:37.93 ID:uC+MDGI60
清澄の先鋒こと片岡優希は、準決勝から打点の高さを捨てて早さに拘る打ち方を実践してきた。照の連続和了を止めるためだったであろうその打ち方は、局が進むにつれて本人とその能力に馴染み、決勝ではこちらの想定を超える暴れっぷりを見せつけてくれた。


「東場の、特にトンパツの片岡の速度は驚異だ。ここは淡の絶対安全圏で東一局を凌いでだな……」

「片岡さんが出てくるってのは私も同意。トンパツのことも。でも、片岡さんに淡をぶつけるのはリスキーかな」

思わぬ言葉が返ってくる。片岡の厄介なところはトンパツの好配牌。それを五向聴にしてしまうというのは至ってシンプルな対策法のはずだが。


「例えばオーラスの尭深が和了のを止めたいってときに、配牌五向聴だったら苦しいでしょ?」

「そりゃあ……な」

配牌で役満二向聴くらいの相手に五向聴なんて、目の前にちゃぶ台があればひっくり返したくなるところだ。


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