ダクネス「せ、せめて、胸を揉むとか……」カズマ「おかまいなく」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/25(水) 21:39:18.39 ID:HfQ+yNW40
めぐみん「聞いてくださいダクネス!」

それからほどなくして、2人が帰ってきた。
どうやら道中で問題が発生したらしい。
部屋に駆け込んできためぐみんが説明した。

めぐみん「我が爆裂魔法のあまりの威力に驚いたジャイアント・トードが群れをなして押し寄せて、危うく食べられてしまうところでした! ぬるぬるになってしまったので、お風呂に入ろうと思うのですが、ダクネスも一緒に入りませんか? ……って、どうしてカズマがここに?」

ダクネス「こ、これは、その……!」

ひと息に事の次第を語り終えて、気づかれた。
キョトンとした顔のめぐみんが、寄ってくる。
なんとか誤魔化そうと思ったが、もう無理だ。

めぐみん「お楽しみだったのですか?」

ダクネス「ち、違う! 別にやましいことは何もしていない! 本当だ! 信じてくれっ!!」

めぐみん「ふむ、たしかに着衣に乱れはありませんね。カズマもぐっすり寝ているようです」

しげしげと私たちを冷静に観察するめぐみん。
事ここに至っても、カズマは起きなかった。
すると、めぐみんがおもむろに、カエルの唾液でべたついた手を彼のマントで拭おうとして。

めぐみん「むっ?」

さっと、マントが逃げたように見えた。

めぐみん「ほほう。なるほど……まあ、いいでしょう。今日のところは、大目に見てあげます。それではダクネス、お風呂に行きましょう」

ダクネス「ま、待ってくれ。まだカズマが寝ていて、私は動けない。だから、もう少し……」

めぐみん「いいから行きますよ! 既にお風呂場でアクアがお待ちかねです。その男は恐らく当分起きませんので、その辺に寝転がしておけば平気です! さあ、早くしてください!」

そうして、半ば無理矢理引きずられるように。
私はカズマから、べりっと、引き剥がされた。
身体に残った彼の感触と匂いが、切なかった。


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