ダクネス「せ、せめて、胸を揉むとか……」カズマ「おかまいなく」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2018/07/25(水) 21:14:55.64 ID:HfQ+yNW40
私の名は、ダクネス。
クルセイダーを生業としている者だ。
防御には自信はあるが、攻撃はからきし。
どれだけ剣を振るおうが、全く当たらん。
それ故に、いつも仲間に苦労をかけていた。
カズマ「ちょっとは攻撃を当てろよ!」
ダクネス「す、すまない……次こそは、必ず」
カズマ「次も何も当たった試しがないだろ!」
ダクネス「うぅ……何でもするから許してくれ」
クエストの帰り、私は叱られていた。
叱っているこの男は、サトウカズマ。
私のパーティのリーダーで、黒髪の青年だ。
攻撃が当たらないせいで、戦闘は大苦戦。
その尻拭いをするのは、いつも彼だった。
そんなカズマは私の謝罪を受けて、不意に。
カズマ「ん? 今、何でもするって言ったか?」
その、まるでつい今しがた名案を閃いたかのような口調で確認され、私は迂闊だったと悟る。
こんな時だけは、本当に耳ざとい奴だ。
しかも、自らの欲望に忠実でタチが悪い。
どうせあられもないことを要求するのだろう。
それが、この男の駄目なところであり。
同時に、私好みのタイプであるとも言えた。
ダクネス「くっ……! やむを得ん……何でも言ってみろ! どんな要求でも、私は飲んでやる!」
するとカズマは、私にこんな要求をしてきた。
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