7:名無しNIPPER[sage]
2018/07/23(月) 22:16:12.46 ID:vibAJb4s0
そういうわけで店員に従って通された席はよく夜景が見える窓際の席だった。
p「…で?どういうことなんだ…?」
加蓮「今日が何の日かpさんは覚えてないの?私のことはしっかり覚えていても自分のことには本当に疎いんだね…」
p「今日が何の日か…?あ。」
そういや、今日俺、誕生日じゃん。
…て、ことはこれ、加蓮からのプレゼント?
加蓮「そういうこと。pさん!おめでとう!!今日は私からのお祝いだからね!
…こんなこと普段は言わないけど、いつも本当にありがとう!
私、pさんのお陰でここまで来れたような気がするんだ。だから、今日は思い切り楽しんでね。
…あ、でもお酒はつき合えないや。もう少し待って?」
思わぬ加蓮からの直球の感謝の言葉に俺は言葉を失った。
加蓮「…あれ?pさんどうしたの?もしかして泣いてる?」
p「泣いてなんかないやい!」
加蓮「じゃあ何で上ばっか向いてこっちを向かないの?ハンカチ使う?」
と言ってハンカチが差し出される。
p「あ、それ…」
加蓮「ん?どうしたの?変なものでもついてる?」
…それ、俺が加蓮にあげたハンカチじゃないか。
何を渡せば良いのか分からなかった自分が初めて加蓮にあげたものだったような。
加蓮からは『手を切れってこと!?はぁ!?』って言われ、他の女性陣からも『それはないわー』と言われたという顛末がついたが。
それにしても、ずっと大切にしてくれていたのか…
p「あ、いや、なんでもないんだ。
ハンカチは泣いてないから、大丈夫だ」
加蓮「泣いてたでしょ…
ま、いいや。それじゃあ、改めてpさんおめでとう!乾杯!!」
p「ああ。ありがとう!!」
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