6:名無しNIPPER[sage]
2018/07/23(月) 22:15:43.06 ID:vibAJb4s0
―――
うん。時間通り。
…加蓮はまだいないか。
というか有名人だから変装していてもバレてそうで怖いなぁ。
…しかし流石は、と言ったところか。
本当にオシャレな店が多くて参ってしまう。
仕事で行くこともあるがプライベートで来ることは滅多に無いのであまりの眩しさに目がくらんでしまう。
加蓮「あ、いたいた。pさーん!」
待つこと数分。加蓮が見つけたみたいでこっちに手を振りながらやってきた。
格好は変装しているもののいつもより気合いが入っているみたいでスーツのこっちが少し申し訳なくなってくるみたいだ。
p「おう。お疲れ様」
加蓮「pさん待った?」
少しだけな、と言うと加蓮は少しふくれながら
加蓮「そこは分かっていても『今来たところだよ』って言わなきゃでしょ!?気遣えないとモテーーー」
加蓮「やっぱ、言わなくていいや。時間も無いし」
結局何を言おうとしたのか。
p「んで?どうするんだ?行きたい所でもあるのか?」
1日待たせてしまったし。出来る限り希望は叶えさせてやりたいところだが…おいくらするのだろうか。
加蓮「うん。とりあえずついてきて」
と言って手を掴まれて引っ張られる。
今日の加蓮はいつにも増して積極的な気が…する。
加蓮「pさん、着いたよ。ここ、ここ」
加蓮に引っ張られてやって来た先には新しく出来たばかりという大型の複合商業施設があった。
そういえばここには結構有名な化粧品店が出店していたみたいだしそれを見たかったのだろうか?
…という自分の予想に反して加蓮はエレベーターに乗り込み、上の方の階のボタンを押す。
フロアマップを見るとその階にはレストランがあるみたいだ。
…でもこういう所のレストランって高かったような?
p「レストランに行きたかったのか?…あんまり高いのは勘弁してくれよ?」
加蓮「いいからいいから。」
…何が良いのかはよく分からないが取りあえず今日は加蓮の思うままにすることにしよう。
エレベーターを降りた先にあったのはいかにも、と言わんばかりの「高そう」なレストランがあった。
…一晩いくらするんだろうか。
財布の中身が少し心配になってきた。
店員「いらっしゃいませ。お二人様ですか?」
加蓮「はい。予約していた北条です」
p「は?予約??どういう…?」
加蓮「とりあえず、席についたら話さない?」
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