16: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/07/23(月) 07:46:53.95 ID:+QmI8LWq0
恋、かぁ。
トレーナーは嘆息した。
彼は、様々な女性達から思いを寄せられている。あるひとりを除いたアイドル、事務員、役員……トレーナー達からも。
彼自身はそれに驕ることはない。むしろ、自分に向けられる好意を巧妙に利用している。
指揮者がタクトを左に振れば、皆がそれにならう。そういう状態になっている。
幸い、プロデューサーがアイドルを私物化するようなことはない。
少なくとも、トレーナーはそう信じている。
プロデューサーは全くの無私で仕事に取り組んでいる。
だからこそ皆が彼に好感を持つ。あるひとりを除いて。
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