佐藤心「もうすぐ32歳か……」
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8: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/07/22(日) 23:25:30.20 ID:Lqty2f6eO
飛鳥「本当にお似合いだね、ふたりは」

心「……どゆこと?」

飛鳥「あっちも同じ言い訳を使ってきたんだよ。『心さんと会わないのかい』と聞いたら、『今は、飛鳥のプロデュースで手いっぱいだから……半端に時間をとっても、逆に迷惑だろうし』とね」

心「そ、そうなんだ」

飛鳥「人の恋路にアレコレ茶々を入れるのが野暮なことは理解っているさ。言ってしまえば、当人達の問題だからね。けれど、ボクを言い訳の道具にするなら話は別だ」

心「ひょっとして……怒ってる?」

飛鳥「少しね。ボクのせいでアナタ達の関係が進まないみたいに言われれば、怒りたくもなるだろう」

心「……スンマセンした」

飛鳥「まあ、それはいいさ。結局のところ、どうして彼にアプローチをかけないのか。一番聞きたいのはそれだ」

心「それは……ほら」

飛鳥「ほら?」

心「……ほ、本気で勝負かけるのは、怖いっていうか。恥ずかしいっていうか……」

飛鳥「過去にあれだけやっておいて?」

心「あれは、プロデューサーとアイドルっていう関係があったからできてたの!」

飛鳥ちゃんは枷だって言ってたけど、同時に私と彼を繋いでくれる糸でもあった。これは間違いない。

飛鳥「……ボクが言えたことじゃないかもしれないけど。不器用だね、心さんは」

本当、その通りだと思う。
普段は暴走機関車みたいにぶっ飛ばしてるのに、肝心なところで一歩が踏み出せない。
この癖だけは、ずーっと直っていない。

飛鳥「うかうかしていると、ボクが彼を奪ってしまうぞ?」

心「えっ……」

飛鳥「冗談だからこの世の終わりみたいな顔をしないでくれ」

心「心臓止まるかと思った……」

飛鳥「……ボクは、アナタならいいと思ってる。Pを任せられると、そう思っているんだ」

心「飛鳥ちゃん……」


心「お母さんかよ」

飛鳥「うるさいな。彼の担当アイドルで一番付き合いが長いのはボクなんだ。となれば、相棒のそういうことも気になるだろう」

心「飛鳥ちゃんってば優しい! かわいいぞ☆」

飛鳥「あ、こら、頭を撫でるなっ」

心「いいじゃんいいじゃん☆ 久しぶりに会えたんだしさっ」

飛鳥「まったく……変わらないな、本当に」

ほんのり嬉しそうな顔を浮かべる飛鳥ちゃんを見てると、やっぱりこの子も変わってないなー、なんて思ってしまうのだった。






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