88: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 22:04:37.70 ID:TQ5drJ1c0
「さあ、どうだ!」
「ちょっと待って」
アカウントのフォロワーは俺一人だ。
89: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 22:06:04.01 ID:TQ5drJ1c0
「これは、凄いんだよな!? な!?」
「うん。すごい」
画面を更新する度に、それぞれの数字が増加する。
90: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 22:08:41.09 ID:TQ5drJ1c0
俺のアカウントにもリプライがあるので、こっちも同じ作業に移った。
「本物みたいですね」「よく出来てますね」「マジですか?」とか、そんな反応全てに「本当ですよ」と返す。
アンチョビの方には、俺の方よりも具体的な質問が多かった。
91: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 22:10:55.58 ID:TQ5drJ1c0
夕飯を食べるのも忘れてツイッターに没頭し、お互い、気付いた頃には午後10時を回っていた。
「腹減った」
「……夜も遅いけど、パスタでも茹でるかあ」
92: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 22:13:26.80 ID:TQ5drJ1c0
2017年11月25日。土曜日。
昨日やり取りをしていた友人が、別の友人を引き連れて我が家へやってきた。
「うっわ、マジやんけ」
93: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 22:14:36.80 ID:TQ5drJ1c0
「で、君らは何しに来たわけ?」
「なんかツイッターで変なこと言ってるからおちょくりにきた」
「俺もまぁ気になって真相を確かめに来た感じだよね」
94: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 22:16:48.98 ID:TQ5drJ1c0
しばらく愚にも付かないやり取りを繰り返していると、アンチョビが割って入った。
「まぁまぁ。せっかく来てくれたんじゃないか。少し落ち着け戸庭」
「天使か」「天使」
95: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 22:18:12.13 ID:TQ5drJ1c0
「言い争いは良くない。良くないですよ」
「元々お前らのせいだけどね」
「どうせ争うなら、麻雀で勝負をつけましょう」
96: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 22:19:59.49 ID:TQ5drJ1c0
「えー、じゃあ、こっちの横に長い方が、花澤。そんで、縦に長い方が、長田ね」
「花澤です」「長田です」
「アンチョビだ! よろしくな!」
97: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 22:21:58.32 ID:TQ5drJ1c0
「まぁ、それならどうせだし、二人とも手伝ってくれる?」
「はあ? 何を?」
「わかるでしょう。アンチョビの宣伝さ」
98: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 22:23:27.81 ID:TQ5drJ1c0
「こっちは『よく似てる』って感想を変えたいんだよ。どうしたら本物だと信じる?」
「何やられても信じないと思うけどね。無理でしょ。次元の壁ってあるじゃん?」
「だから、俺は、それでも信じてるんだよ」
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