81: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 21:44:24.19 ID:TQ5drJ1c0
「買ってきたよ」
「早いな! 昼食はまだ出来てないぞ!」
「え? 昼食? 原稿は?」
82: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 21:47:17.23 ID:TQ5drJ1c0
「じゃ、撮りましょうか」
「え? すぐ撮るのか?」
「問題あるならもう少し後にするけど」
83: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 21:48:11.86 ID:TQ5drJ1c0
「どうだ!」
「とてもかわいい」
「そ、そうか?」
84: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 21:52:11.78 ID:TQ5drJ1c0
「まず始めに名乗っておくぞ! 私の名前はアンチョビ! アンツィオ高校で戦車道の隊長をやってるぞ!」
「……とはいえ、私のことを知ってる人もいると思う。私たちの戦車道は、こっちの世界ではガルパンって呼ばれてるみたいだからな」
「まぁ信じてくれる人だけ信じてくれたら嬉しいんだが、私はガルパンの世界から、こっちの世界へ出てきてしまったんだ」
「あぁああ急にこんな話を聞いて信用できないのはわかる! でももう少しだけ聞いてくれ!」
「とりあえず、私がこうしてここにいることとか、喋ってることを色んな人に知って欲しいんだ」
85: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 21:55:30.83 ID:TQ5drJ1c0
しかし俺の言葉に、アンチョビは納得のいっていないような表情を見せる。
「んー、戸庭、なんか反応が薄いな」
「感情表現が苦手なので。点数にすると90点超えは固いよ」
86: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 21:59:20.19 ID:TQ5drJ1c0
とにかく、公開する動画が出来上がったので、あとは編集&圧縮、ツイートをするのみとなった。
ツイートの時刻は17時30分に決めた。
「なんで夕方なんだ?」
87: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 22:01:14.60 ID:TQ5drJ1c0
あらかじめ、ツイッターアカウントは作成しておいた。
表示名はシンプルに『アンチョビ』だ。
プロフィール欄には、ガルパンの世界から出てきてしまった件など、動画で話した内容を短くまとめて記載してある。
まだツイートは一つもない。
88: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 22:04:37.70 ID:TQ5drJ1c0
「さあ、どうだ!」
「ちょっと待って」
アカウントのフォロワーは俺一人だ。
89: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 22:06:04.01 ID:TQ5drJ1c0
「これは、凄いんだよな!? な!?」
「うん。すごい」
画面を更新する度に、それぞれの数字が増加する。
90: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 22:08:41.09 ID:TQ5drJ1c0
俺のアカウントにもリプライがあるので、こっちも同じ作業に移った。
「本物みたいですね」「よく出来てますね」「マジですか?」とか、そんな反応全てに「本当ですよ」と返す。
アンチョビの方には、俺の方よりも具体的な質問が多かった。
91: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 22:10:55.58 ID:TQ5drJ1c0
夕飯を食べるのも忘れてツイッターに没頭し、お互い、気付いた頃には午後10時を回っていた。
「腹減った」
「……夜も遅いけど、パスタでも茹でるかあ」
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