82: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 21:47:17.23 ID:TQ5drJ1c0
「じゃ、撮りましょうか」
「え? すぐ撮るのか?」
「問題あるならもう少し後にするけど」
「い、いや、撮るのは良いんだが、き、着替えさせてくれ」
ふとアンチョビを見れば、部屋着にエプロン、地味な黒縁眼鏡と、確かに人前に出るような服装ではない。
「それじゃあ、せっかくだからアンツィオの制服にしよう。その方がアンチョビらしさが出て信用も得られるだろうし」
「おー、良い考えだな! よし、着替えてくるから待ってろ!」
ばーんと部屋を出て行って、10数分後にばーんと戻ってきた彼女は、アンツィオの制服に身を包んでおり、髪の毛を馴染みのリボンでまとめていた。
アンチョビが制服を着るのは、思い返してみれば、我が家へ彼女が現れて以来のことかと思う。
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