51: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 20:16:42.33 ID:TQ5drJ1c0
「一緒に飯食ってくれたらそれで良いよ」
「んー? 今も一緒に食べてるじゃないか」
「だから、それで良いの」
アンチョビの声を聴いているだけで耳が幸せなので、十分に仕事の苦痛は癒やされる。
それに、こんな深夜まで夕飯を我慢して待っててくれているのだ。
心の底から、感謝の念しかない。
「さあ、さっさとご飯食べて今日はもう寝よう。明日は早い」
「ん? 何時に起きるんだ?」
「7時過ぎの電車に乗るから、6時起きかな」
「……早すぎないか?」
「ホントは前日入りしたかったんだって」
納得しない様子でしかめ面を浮かべるアンチョビを眺めながら食事を終える。
俺は歯を磨き、スーツを脱ぎ捨てて床に就いた。
293Res/190.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20