34: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/15(日) 22:44:01.59 ID:ema8T1+O0
2017年11月7日。火曜日。
通勤電車の中で考える。
何故、アンチョビが現れたのは我が家だったのか。
35: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/15(日) 22:47:03.42 ID:ema8T1+O0
話を戻して、どうして我が家なのか。
これについて、今日のところは結論を出せなかった。
けれど、考えることに意味がある。
少しずつ情報を整理すればいつかゴールにも辿り着けるだろう。
36: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/15(日) 22:48:36.62 ID:ema8T1+O0
「まぁその話は置いといて。じゃ、始めようか。アンチョビさん、報告をどうぞ」
「ああ。結論から言うと、勧めてもらったアニメとドラマCDに関しては、わたしの認識とのずれは一切なかったぞ」
「に関しては?」
37: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/15(日) 22:50:30.39 ID:ema8T1+O0
「あ、そういえば、アマレットって出てた?」
「おー。えっとな――――この子がアマレットだ!」
俺のPCを操作し、キャラクター画像を表示させる。
38: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/15(日) 22:52:19.06 ID:ema8T1+O0
「向こうがこっちの世界と同じように時間が流れてるとは限らないよ」
「どういう意味だ?」
「アンチョビさん、こっちの世界に来た時、向こうでは何月だった?」
39: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/15(日) 22:56:05.88 ID:ema8T1+O0
2017年11月12日。日曜日。
簡単な朝食を済ませ、リビングでアンチョビと向かい合う。
久しぶりの休みなので(昨日は休日出勤だった)、今日は長めの作戦会議だ。
40: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/15(日) 22:58:28.27 ID:ema8T1+O0
ぱんぱんと頬を自分で叩き、アンチョビは威勢良く口を開く。
「さて、始めるぞ!」
「はい、どうぞ」
41: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/15(日) 23:01:13.16 ID:ema8T1+O0
「とりあえず置いておきましょう。はい。で、本題に戻して、じゃあアンチョビさん、以上の情報を踏まえて、案は何か浮かんだ?」
「……まぁ良いか。もちろん案はあるぞ。まずな、あんまり認めたくはなかったんだが、やっぱりガルパンの世界は創られたものだってことが実感できたんだ。戦車が競技に使われるなんてこっちの世界じゃありえない。だからこそ、娯楽として楽しめるようにガルパンが生まれた。わたしの世界との比較をすることで、それがよくわかった」
「元々この世界にいた自分としては、自明のことだな。それで?」
42: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/15(日) 23:07:52.87 ID:ema8T1+O0
「向こうから見たらこっちはただのファンに過ぎないわけだし、難しいかもね」
「まぁ、やってみるしかないだろう。正直に全てを話すんだ」
「頭のおかしい奴だと思われて終わるんじゃないかなあ」
43: ◆JeBzCbkT3k[sage saga]
2018/07/15(日) 23:10:13.98 ID:ema8T1+O0
疲れたので今日はここまでにしておきます。
(たぶん)明日再開します。
44:名無しNIPPER[sage]
2018/07/16(月) 04:18:03.88 ID:a8DPH2nDO
期待
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