40: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/15(日) 22:58:28.27 ID:ema8T1+O0
ぱんぱんと頬を自分で叩き、アンチョビは威勢良く口を開く。
「さて、始めるぞ!」
「はい、どうぞ」
この数日間、アンチョビは俺のPCを介してどっぷりとこの世界に浸かっていた。
ネットにない情報は市の図書館で。
4日間もの時間を費やした彼女は、ニュースもろくにみない俺が持ってるくらいの情報はあらかた頭に叩き込んだことだろう。
「――まず率直な感想だが、この世界、大丈夫なのか」
「あー、そういう話になります?」
「戦車道がないのは、戦車がまだ実戦で使われてるからだろう。ていうか終末時計ってなんなんだ!」
「いやいや、実際アンチョビさんが思ってるのより世紀末感は薄いと思うよ。人類滅亡寸前ってことはない。それに、どうせアンチョビさんの世界とは関係ないんだし、こっちの世界のことは良いじゃん」
「んー、そういう話でもないんだよなあ」
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