243: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/20(金) 22:42:54.93 ID:LvNYVq+e0
アンチョビが、仁王立ちをし、正面を向く。
『私は! この世界で生きていくぞ! その決断をした!』
さらに、力強く叫ぶ。
『だからみんな、これからもよろしくな! 私を! 大洗を!』
『そしてもちろん、ガルパンのことを!』
直後、今日一番の歓声が上がった。
俺も感情が爆発して「ううあああああ」と声にならない叫び声が口から漏れ出た。
監督とミカは静かに笑い、柿葉さんには背中を撫でられた。
テントには戻れるはずもなく、アンチョビとは数時間も経った後で合流した。
アンチョビには「どこ行ってたんだ?」と訊かれたが、「物販に並んでた」と俺は誤魔化した。
水平線に夕日が沈んでいくのが見えるなか、俺たちは大洗を去った。
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