203: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/19(木) 22:55:29.18 ID:kUzY9MI20
「ずっと考えてたんだ。衝動的に決めたわけじゃない」
「いや、でもさ――」
そこまで言って気付いた。
俺の目標になっている。だから俺は反対するのか。
思い上がるな。どうしてアンチョビの意志をないがしろに出来る。
俺じゃない。これは彼女の物語だぞ。
「戸庭」
アンチョビが俺の名を呼ぶ。
「気に病むな。戸庭は悪くないし、もう決めたことなんだ。確かに落ち込みはしたけど、そんなの、とっくに済ませた」
アンチョビの諦観が俺には辛かった。
しかし俺に彼女を止める資格はない。
「それじゃあ、アンチョビさんは、これからどうするの?」
アンチョビは「そうだなあ」と笑い、ふっとこちらを向く。
「戸庭はどう思う?」
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