177: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/18(水) 22:47:26.49 ID:/cdPx5HI0
「それでは。今日は貴重なお話をありがとうございました。また会いましょう」
「うん、こちらこそ、ありがとう!」
店を出て、監督とアンチョビが別れの挨拶をする。
178: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/18(水) 22:49:19.49 ID:/cdPx5HI0
2017年12月23日。土曜日。
動画の編集をしていて、あぁそういえば、と気付く。
「今日からガルパン博じゃん。どうしよ、いつ行こうかな……」
179: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/18(水) 22:51:21.33 ID:/cdPx5HI0
2017年12月24日。日曜日。
「戸庭! メリークリスマス! 今日は空いてるよな!」
「なんですかそれは挑発ですか」
180: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/18(水) 22:52:55.88 ID:/cdPx5HI0
というわけで、アンチョビと二人、池袋サンシャインシティへ。
カップルでわいわいと賑わうショッピングモールを抜け、会場へ辿り着くとすでに長蛇の列が出来ていた。
「おー、すごい人だな」
181: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/18(水) 22:54:44.84 ID:/cdPx5HI0
そういえばガルパン博のチケットをプレゼントされておいて、俺の方はクリスマスプレゼントを何も用意していないのに気付き、サンシャインシティでアンチョビへ帽子を買った。
もっとコートやら何やら高いものを買おうかとも言ったのだが、いやいやそこまでしてもらうのは悪いと返されたのだ。
夕飯は池袋のイタリアン料理店で食べた。
アンチョビの働く店に行こうとも誘ったのだが、またも「今日は駄目だ!」と断られた。
182: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/18(水) 22:56:22.25 ID:/cdPx5HI0
「……あー、そういえば、戸庭。普段は適当にはぐらかしそうだし、今だから聞くんだけどな、私って、いつまでここにいて良いんだ」
「え? いつまでいても良いよ」
「お、ぉお。そ、それは……ま、まぁ私も――」
183: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/18(水) 22:58:19.54 ID:/cdPx5HI0
2017年12月25日。月曜日。
酔いが残る体で、久々の出社だ。
オフィスに着くと、俺を目にした上司がすぐに口を開く。
184: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/18(水) 23:00:12.95 ID:/cdPx5HI0
「なるはやですかねー。2月末くらいですか」
「とりあえず社長に言っとくが、それなら別に構わんだろうと思うよ。プロジェクトの途切れめだしな。まぁ俺個人としては心底残念だよ」
淡々と言う上司に「はぁまぁそうですね」と返し、俺は会社を出た。
185: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/18(水) 23:02:46.80 ID:/cdPx5HI0
2017年12月29日。金曜日。
前日に仕事を納め、冬休み初日。そして冬コミも初日だ。
普段なら俺もコミケには初日から参加しているのだが、今回はアンチョビもいることだし自重することにした。
186: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/18(水) 23:04:09.70 ID:/cdPx5HI0
あまりにも眩しい笑顔でそう言うので、俺はお言葉に甘えてパスタとドリンクのセットを注文した。
出来上がった料理は大層美味で、家で食べるアンチョビのそれに味がよく似ていた。
午後になると花澤と長田がやってきて、一緒にゲームをして遊んだ。
293Res/190.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20