【トトリのアトリエ】トトリ「わたしには甘えていいよ」
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11:名無しNIPPER[saga]
2018/07/15(日) 00:59:23.03 ID:FHmivZwr0
 ミミちゃんの舌がわたしの中に入ってくる。がっつくようにわたしの口内を舐ろうとするミミちゃんを迎え、動きに逆らわないよう身を任せる。ミミちゃんのキスは拙く余裕の無いものだったけれど、わたしを求めようとする熱に満ちていた。

 その熱は温い痺れになって、ミミちゃんの触れたところからゆっくりと体に伝わり、やがて全身をふわふわと浮かしていく。永久に溺れていたいくらいに甘い感覚だった。

「っは、あ……」
「ん……」

 ああ、離しちゃった。ふたつの唇の間に唾液が橋を作り、速やかに切れ落ちた。

 今のミミちゃん、女の子みたいな顔してるよ、って言ったら怒られるかな。そうしたら、あんたこそ、って言われちゃうかも。

「トトリ、好き。大好き」
「えへへ、わたしも」

 ミミちゃんはわたしを抱いて、大切そうに頬を擦り付けてきた。わたしはミミちゃんの頭を、出来る限り優しく、柔らかく撫でてあげた。


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