【デレマス】月を隣に夜を歩く
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4:名無しNIPPER[saga]
2018/07/15(日) 00:36:26.18 ID:68QvvrKK0

それからしばらく自己紹介をしていると、集合時間になったようで、職員の方が説明を始めた。

それが終わると準備体操が始まる。職員の掛け声に合わせて、真面目に体動かすライラさんはとても微笑ましかった。

準備体操が終わるといよいよ出発だ。目的地は10kmほど離れたところにある、すこし大きな神社。

先に何組かのグループが出発して、次は俺たちのグループ。

「では、がんばりましょー」

地域センターを出て西へと歩き始める、まだまだ見慣れた道だ。

「ライラさんこの辺りは初めてですねー。商店街の方に住んでいるので」

「このあたりは車も多いから気をつけてね」

「男さんはこの辺りに住んでおられるのですか?」

「大学に通うようになってからだから、まだ2年目だけどね」

「ライラさんも日本に来たの、最近でございますね、いろいろびっくりしましたです」

歩きながらもライラさんのお喋りは全然止まらない。自己紹介のときにも言ってたけど、本当におしゃべりが大好きなんだな。

「一番びっくりしたのは自由なところです。ライラさんの家だったら、こんな時間に外に出られませんでしたねー」

ほかにも色々、日本にきてから驚いたことを教えてくれた。ライラさんの瞳から見える世界はどれも驚きに満ちていて、少し羨ましく思った。




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