67:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/14(土) 18:37:11.56 ID:TXxgAIfuO
「貴女の歌声を、活かしてみるつもりはない? あたしと一緒に……大切な場所を守ってくれるつもりは、もうないかな」
一度は間違えた。だけど、だから、もう間違えない。間違えさせないから。
呟きと共に、差し出された手。
私は笑おうとしました。笑えませんでした。視界が歪むほど、心の底から湧き出すような感情が止まりませんでした。
「……いつか、忘れていたのは……貴女じゃないですか」
「もう、絶対忘れないよ」
私は、彼女の手を取りました。
73Res/52.75 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20