47:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/14(土) 18:19:19.63 ID:TXxgAIfuO
夏の長い年でした。
八月も後半になりましたが、いまだ健在の暑気が寝起きから汗を滲ませます。
ひとり部屋となってしまった私室で、私は朝日の中に目を覚ましました。身体の芯に痛みを覚えましたが、気づかなかったふりをしました。
着替えを終え、朝食の支度をしようと部屋を出かかったところで、ふと思い出します。せめて今日くらいはと、当番を代わってもらえたのでした。
私は自身の寝台に腰掛けました。
そうしてやっと、少しホコリをかぶり始めた向かいの寝台の上に、無造作に置かれているものに気付きました。昨日まではたしかになかったはずで、私は自身の表情が訝しげに強張るのを感じました。
無地の白い包装紙をまとった小さな箱に、可愛らしい小花柄の便箋が重ねられています。
その便箋には、ただ一文が書かれていました。
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