55:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 08:47:28.04 ID:eCrKDArS0
○
……さて、やや中途半端ではあるが、二人の出会いの物語はひとまずここで終わりとなる。
卯月と凛がその後どのように関係を深め、またすれ違い、成長して行くかということについては、
筆者のような凡夫が語るにはあまりに繊細を極め崇高に過ぎるため、志半ばではあるが読者諸兄の想像に委ねることにする。
とはいえ、このまま終わってしまってはSSの結末として格好がつかない。
したがって、少々型破りではあるが、二人の今後についてひとつ簡単な顛末を紹介しようと思う。
いわゆるエピローグである。
※
「……あ、また……」
「? どうしたの卯月」
放課後の帰り道、駅前で卯月がふと背後を振り向いたので、凛が不審に思い尋ねてみると、
「気のせい……だと思うんですけど、なんだか最近、誰かにつけられてるような」
「はあっ!? あのね卯月。そういうことは早く言わなくちゃダメだよ」
「で、でも本当に気のせいかもしれないし」
「何かあってからじゃ遅いんだよ? ……でも大丈夫。卯月は何も心配しないで。わたしが守ってみせるから」キリッ
(凛ちゃん、頼もしいです……!)キラキラ
バカップルである。
71Res/65.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20