平成最後の夏、好きな人と一緒に殺した。
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2:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 18:38:01.27 ID:AmvCL7i+O
「胸とお尻、どっちにかけて欲しいですか?」

僕の奢りで買ったミネラルウォーターの蓋をあけると、紺色のワンピースを着た女の子が尋ねてきた。

「胸がいい」

「わかりました。さぁ、そんな離れてないで、もっと近くに来てください」

僕は彼女の正面に歩み寄った。

「いきますよー。はい」

彼女は腕をあげ、じゃばじゃばと自身の胸元に水を垂らし始めた。

冷たさが沁みたのか、堪えるような表情をした。

「僕にかけるのかと思った」

「自分に好意を抱いていてくれる人に、そんな愉しむような真似はしませんよ」

「ただのストーカーだけどな」

「ただのストーカーですけどね」

「なんでこんな真似をしたの?」

「何となく喜びそうだと思いまして」

「うん。今凄い喜んでる」

「よかったです。何せ、凶悪な犯罪者になって貰うのですから、もっともっと私を好きになってもらう必要があるのです」

「これ以上ないくらい君のことを偏愛してるよ」

「でもまだ心中はできないでしょう?あるいは凶悪犯罪も」

「まぁ」

「ほら、まだまだです」


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