オリジナルss 恋する乙女は頑張る。
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4:名無しNIPPER[saga]
2018/07/11(水) 22:11:15.06 ID:TUAcnqRm0


それから数日後―――


我が家にお爺ちゃんがやってきた。


「あ……う……うぅ……」


殆どの歯が抜け落ちて満足に喋ることも出来ない。

おまけに隣にお母さんが支えてることでようやく立てるゾンビみたいな人…

それが私たちのお爺ちゃんだ。


「お父さん、今日からここがあなたの家ですよ。わかる?今日からここがお父さんの家よ。」


「い…え…?わ…し…の…いえ…ここ…ちが…」


やばい。正直それしか考えられなかった。

これから一緒に住む人がこんなやばい状態だなんて信じられない。

だから可哀想とかそんな同情みたいな感情はちっとも湧かなかった。

むしろこれから始まる一緒の生活に私は不安しかなかった。




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