オリジナルss 恋する乙女は頑張る。
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13:名無しNIPPER[saga]
2018/07/11(水) 22:19:52.73 ID:TUAcnqRm0


「ただいま…誰かいる…?」


ある日、学校が半日で終わり私は急いで家に戻ってきた。

家の中には誰もいない。お父さんとお兄ちゃんは勿論のことお母さんもいない。

お母さんは買い物に行った。最近じゃ結構遅めに帰ってくるからすぐには戻らない。

よし、今なら間違いなく実行することが出来る。

私は部屋に駆け込むとまずは男物の衣服を取り出した。

お兄ちゃんが着なくなった服だ。私にはちょっとサイズが大きいけどこの際仕方がない。

それを着て帽子を深く被るとお父さんから前借りしたお小遣いを引っ張り出した。

財布の中には一万円の現金が入っている。二人で目的地まで行くには十分なお金だ。

それを持ち出すと私はお爺ちゃんの部屋へと向かった。

お爺ちゃんは風邪のせいで布団の中でぐっすりと眠っている。

やるなら今しかない。私は眠っているお爺ちゃんを呼び起こした。



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