【艦これ】一九四八年:あるいは爆雷でいっぱいの海
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36:名無しNIPPER[saga]
2018/07/09(月) 00:33:41.84 ID:leW1YX1c0
新年を迎えても、ウラジオストクでの響の生活は変わらない。
トーチカ
海上の除染と基地の建設作業を行い、南方への亡命者を監視する。
しばらく前から日本との通信は途絶えてしまった。案外国内の感染拡大の方が早かったのかもしれない、とどこか冷めた気持ちで思う。
それでも資材を運ぶ手を休めることはない。自らの行動が少なくとも二人の艦娘の希望となっていることを思えば、休めるわけにはいかない。
いずれこの石棺が持たなくなる日が来るだろう。ほんの一吹きの風で崩れてしまう日が。
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