【艦これ】一九四八年:あるいは爆雷でいっぱいの海
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17:名無しNIPPER[saga]
2018/07/09(月) 00:21:38.37 ID:leW1YX1c0
「……」
「大丈夫ですよ。これはきっと、あたしが役に立つチャンスだと思うんです」
潮の目は確かに正気でありながら、続く言葉は狂気に踏み込んでいた。
「たくさんのお医者様が毎日毎日、あたしの身体の状態を研究してくれてるんです。どうして症状の進行が止まっているのか……解明されれば、治療法も見つけられるはずですから」
響は彼女を直視することができない。
「昔の響ちゃんがあたしにとって希望だったように、今度はあたしが皆の希望になるんです。その権利があるって、とっても幸せなことだと思いませんか?」
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