江ノ島「明日に絶望しろ!未来に絶望しろ!」戦刃「…終わりだよ、ドクターK!」カルテ.8
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122: ◆takaJZRsBc[saga]
2019/05/06(月) 22:57:52.10 ID:1yTFw4Ew0


危機感は確かにキッカケとなっただろう。だが、それだけでは説明出来ない。
才能の進化は継続的なものであって、火事場の馬鹿力とは違うのだ。


(わからない。ワカラナイ。一体何故……)


カムクラにはわかるはずがなかった。
それは才能と引き換えにカムクラが手放してしまった、“人間性”に由来していたからだ。

それは誰かの愛情であったり友情であったり優しさや思いやり、責任感……

或いは怒り、悲しみ、嫉妬、焦燥、挫折、苦悩……
そんな負の感情、いわゆる絶望でさえ彼等は成長の糧としていた。

皮肉にも、かつて超高校級の幸運・狛枝凪斗が言っていたことは半分“だけ”当たっていたのだ。


「これからどうするのですか?」

「! あ、また……!」

「カムクラせんぱーい☆ もういつの間に来てたのー?!」


背後を取られた戦刃は悔しそうにし、逆に江ノ島は媚びた声をあげる。
普段の江ノ島だったら、声をかける前に気が付いていたはずだ。やはり本調子ではない。


「あ、もしかしてカムクラ先輩、アタシが不利になったと思ってる?!」

「一階のカメラが全て破壊されましたが」

「もう! そんなのどーってことないない! モノクマ送り込めばいいだけだし、
 あいつらが次に打つ手なんて大体予想付くしねー」

「そうですか」




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