江ノ島「明日に絶望しろ!未来に絶望しろ!」戦刃「…終わりだよ、ドクターK!」カルテ.8
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123: ◆takaJZRsBc[saga]
2019/05/06(月) 23:20:56.56 ID:1yTFw4Ew0


江ノ島盾子は油断しきっている。勿論、それだけの能力を持っているし事実、まだ彼等は江ノ島の
掌の上なのだ。江ノ島が少し手を出せば簡単に天秤が傾いてしまう危うい状況なのは何ら変わらない。

だが、カムクラの目には前進する希望がはっきりと映っていた。

江ノ島の背後のモニターに映った、廊下を全力疾走する生徒達の姿が――


                  ╂


結論から述べよう。

結論一、江ノ島はモニターから目を離すべきではなかった。

生徒達は言ってみれば追い詰められた獣であり、いつ飛び出してくるかわからない状況だった。
如何に江ノ島の超分析力を持ってしても、寸分違わず正確な時間を予測するのは不可能なのである。

結論二、油断すべきではなかった。

確かに江ノ島は彼等の行動を読んでいたし、多少予想が外れたとしても
すぐに軌道修正することは可能だったが、それ以前に『ミス』をしていれば意味がない。


時間を少し巻き戻す。


セレス「皆さん、ギャンブルはお好きですか?」

山田「突然なんですか? 今はそんなこと話してる場合じゃ……」

K「聞かせてくれ。賭けるに値する価値があるのなら俺の命だって賭けてやる」

セレス「先生ならそう言ってくださると思いました」


ニコリとセレスは笑った。




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