20: ◆8PvrU9Ob/.[saga]
2018/07/09(月) 13:34:29.82 ID:ApRGfkc30
夜になり、誰もが寝静まったころ―――
少年オークはすることもないので、辞書を引いては眺めると繰り返していました。
そんな折、戸が叩かれる音がしました。
姫騎士がまた襲いに来たのかと用心して開けると、使用人が大きめのバスタオルを持って立っていました。
使用人「湯あみの用意ができましたので、こちらをどうぞ」
使用人は魔物を間近で見たことがなく、オークが大浴場へ行く際に珍しさから目で追ってくるようでした。
オーク「大きなお風呂だなー。パパとママにも見せてあげたい」
オークが入浴していると、いきなり王妃がやってきました。
何をするでもなく、王妃はオークの裸をじっと見てはニヤニヤと笑うだけで、オークは恐ろしくなりすぐに出てしまいました。
結局、オークが寝付けるまで時間がかかりました。
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