【安価】異世界に来たので、折角だから何かする【オリジナル】
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33: ◆7m3grp2dM2[saga]
2018/07/05(木) 02:18:30.36 ID:/axQZUF/o

「その言葉、我ら『生命の樹』に誓えますか?我々は正直者を善しとします」

「誓いましょう。私は彼を『漂流者』であると主張します」

再び、少年の目が貴方に向きます。
先程よりもずっと長く、顔に穴が開きそうなほどに貴方を見つめてくる。


永遠にも感じられた沈黙の末

「ふむ、分かりました。リメロンさん、貴方の判断を信じましょう。曲がりなりにも、貴方は図書館騎士ですからね」

「曲がりなりにもは余計です〜」

いーっと口を開いて威嚇のような事をしているリメロン。
貴方は薄々と感じていたが、彼女は見た目以上に子供っぽいところがあるらしい。
一方、見た目以上に大人っぽい少年――司書は貴方と初めて正面から向き合う。

「『ルーラー』へようこそ、漂流者さん。私はこの図書館の司書『アルフォード』です。分からないことばかりで混乱しているでしょう、長い話になりますが、貴方の置かれている状況を説明します。一先ず座って下さい」

そう言いながら差し出された椅子に、貴方は言われるがままに座る。

「リメロンさん、お茶を淹れてください。私と彼の分を」

「はいはい、お茶三つですねー」

「何さり気なく自分も混ざろうとしてるんですか………」

何となく二人の力関係を察しながら、貴方はアルフォードから話を聞くことにした。




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