【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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83:名無しNIPPER[saga]
2018/07/07(土) 04:17:23.01 ID:K4BOTIwv0
真帆(仮に、この追加パスが何らかの研究の一環として設けられたものなのだとしたら)

真帆(それならいくらなんでも、私のところに一報くらいはあるはずよ?)

真帆(百歩譲って、私に連絡がなかったとしても、それでもレスキネン教授のところには確実に報せが行く)

真帆(でも。教授はこんな話、一言も口にしてはいなかった)

真帆(つまり。研究の一環という仮説は、現状からして否定されるべき可能性である、と)

真帆(だとしたら、パス追加犯はいったい……)

真帆「って、パス追加犯って何よ」プッ

真帆(さてさて、これで研究者関連の線は消えたと仮定して。後はどんな可能性が在り得るかしら?)

真帆(後。あと……あと、か。そうね、しいて上げるなら──)

真帆「……アマデウス、本人?」ピクッ

真帆(…………)

真帆(どうだろう?)

真帆(この画面に到達するまでのルート具合からして……)

真帆(パスボックスを割り込ませるために加筆されたプログラムは、恐らくアマデウスが格納されているのと同じサーバー内に在りそうな感じはする)

真帆(もし私のその見立てが間違っていなければ、それならアマデウス自身にだってパスボックスを追加改竄することは不可能ではない……けど)

真帆「でも、アマデウスにそんな事をるす理由なんてあるの?」

真帆(よくよく考えてみれば、私がアマデウスと連絡を取れないという状況は、何も今に始まった事ではないはず)

真帆(実際のところ、今回のアマデウスを新規で構築しなおしてから、まだ一週間程度しか経っていないけど)

真帆(そんな短い期間の中で、あの四人での話し合い以来、彼女が外部との連絡を制限し始めた事はもちろん私も把握している)

真帆(だからこそ、未だに私も彼女とほとんど対面できないわけで)

真帆「……ふむ。では仮にだけど」

真帆(もし仮に、私のアマデウスがその程度の隔絶ではもの足なくなってしまったのだとしたら?)

真帆(彼女は、今よりも更に完璧な孤独を得ようとした。追加パスワードという現状は、そのために生まれた一つの結果)

真帆(もしも、そうだったのだとしたら……)

真帆「………」
真帆「……」
真帆「…」

真帆「それはとんでもない人見知りだわ」フフッ



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