【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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82:名無しNIPPER[saga]
2018/07/07(土) 04:16:07.22 ID:K4BOTIwv0
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アパルトメント503号室 比屋定真帆の自室にて
PCモニタの中央には、パスワードを求める小さな入力ボックスが映し出されている。

真帆「これは……何?」

真帆(あっちの紅莉栖が言っていた“妙なパスワード”って、これのことね?)

真帆(なるほど、確かに妙だわ。アマデウスへのアクセスルートに、こんなステップは無かったはずだけど)

真帆「ええと、そうね。とりあえず適当に……」


カタカタカタカタ──カタカタカタカタ──


真帆「ダメ、か。さてさてふーむ、どうしたものかしら」コキッコキッ

真帆(知らない間に増えていた、パスワード入力の画面)

真帆(これをクリアしない限り、誰も私のアマデウスと通信することは不可能だ、と)

真帆(つまりはそういう事になるのでしょうけど)

真帆「パスワード……パスワードねぇ……」ンー

真帆(ぱっと思いついたワードや、研究員同士で共有している合言葉の類は全部試したけど、どれも外れ)

真帆(一体全体、どうなっているのかしら?)

真帆「……ふぅ」

真帆(合鍵の有無を問われるこの場面。しかし私は、そんなシャレた鍵なんて代物は、あいにくと持ち合わせていない)

真帆(この状況を素直に解釈するならば……)

真帆(鍵なしの私には、自分のアマデウスへアクセスする資格すら無い、と?)

真帆(中々ふざけてくれるじゃない)ムムム

真帆「それにしてもよ」

真帆(誰が何ために、こんな手の込んだ事をしたのかしら?)

真帆(そもそも、アマデウスのプログラムに手を加えられる存在なんて限られているはず)

真帆(真っ当に考えるならアマデウス研究に従事している人間か、そうじゃなければ最低でも私たちの研究に深く関わっている人物)

真帆(……そうね)



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