【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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76:名無しNIPPER[saga]
2018/07/06(金) 23:17:55.49 ID:VR+egQ5z0
真帆(確かに)コクッ

真帆(確かに、自分の心理状態がいまいち把握できていない気がする)

真帆(昨夜の出来事が怖くなかった分けじゃない。その場面その場面では、思考が麻痺するくらいには恐怖というものを感じていた)

真帆(でも……)

真帆(こうして時間をおいて考えてみればみるほどに、何故か“怖い”という感情が私の中から薄らいでいく)

真帆(どうしてなのかしら?)

真帆(一晩おいた現状で、今の私にとって昨夜経験した出来事を例えるなら……)

真帆(言葉には言い表しにくいけど、そうね。しいて例えるなら、旧友の悪がきがしでかした、下らないイタズラ……は、気楽すぎかな?)

真帆(こちとら実際に、銃まで突きつけられているわけだし)

レス「どうだい、お口に合うかな?」

真帆(だとしても。例えそれで思い起こしてみても、なぜだか私の中の恐怖心は、一向に膨らむ気配がない)コクコク

真帆(私は、自分がそれほどにタフな人間だとは思えない)

真帆(ならどうして? どうして私は、これほどまでに不安を感じていないのだろう?)

レス「マホ?」

真帆(理由は良く分からないけど、でもしいて考えられそうな理由と言えば……)コクコクコク

真帆(やっぱり、あの二人の“在り方”……とでも言うべきものが原因かしら?)

真帆(二人とも、話せばちゃんと分かってくれそうな、そんな気が……した)

真帆(最初の男性にしても次の女性にしても、あんな状況ではあったけれど、それでもどちらも、ちゃんと理論的な思考ができるタイプの人間のように思えたから……とか?)

真帆(初対面のパッと見で? しかもワケの分からないあの言動から? 有り得る、そんなこと?)

真帆「……ないわね」

レス「Oh……口に合わないのかな? しかし、その割りにグイグイいっているようだけど」

真帆(私自身、それほど他人との付き合いが得意なタイプではないことは自覚してる)グビグビ

真帆(そんな私があんな状況下にあって、それでも出会った二人の人間が持つ法則性を看破してみせた?)

真帆(…………)

真帆(無理な話ね。それこそファンタジックな御伽噺の世界だわ)

レス「マホ?」

真帆(とは言え、よ)ゴクンゴクン

真帆(昨夜の二人。どちらも言動が始終不可解なものばかりだったことには違いないし、それで面食らいはしたけど……)

真帆(それでも彼らが、話の通じない狂人の類というわけではないと、心のどこかで感じていた気は……今にして思えば、なくもない)

真帆(もっとも、混乱が招いた勘違いって可能性も十分にあるけど)

真帆(でも……)プハー



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